農業どぼくろく -農業土木録-

農業土木の仕事をしながら、農業土木関連の資格試験を取得する勉強内容を書いています。

過去問からのキーワード 令和元年の過去問より

過去問で私がわからないキーワードを抜粋して調べていきます。

一応、専門書や農水省の資料から抜粋していきますが、あくまでも私の理解を深めるアウトプットということで、参照程度にとどめていただければ幸いです。ここ違いますよ!などのご指摘ありましたら、嬉しいですので、その際はどんどん言ってください。

 

 

令和元年 Ⅱ-1問題

●景観配慮の基本原則

平成29年の「農業農村振興整備部会」の配布資料に掲載されていました。翌年の平成30年度・令和元年の農業農村振興整備部会の配布資料をチェックしておいたほうが良いかもしれません。

 

  景観配慮における基本原則として「除去・遮蔽」、「修景・美化」、「保全」、「創造」の4つがある。

「除去・遮蔽」-景観の質を低下させる要素を取り除くこと

「修景・美化」-周辺構造物の形や色彩等を用いたり、美化要素を加え周辺景観になじませること

保全」-調和のとれた状態を保全し維持すること

「創造」-新たに要素を付加することで新たな空間調和を創り出すこと

 

●農村地域の自然環境の特徴

「環境との調和に配慮した事業実施のための調査計画・設計の技術指針」に掲載されていました。

 

 我が国の農村地域では、水田などの農地のほか、用排水路・ため池・二次林といった多様な環境が、農業の営みを通じて有機的に結合し、多くの生物を営む環境や良好な農村景観を保全・形成してきた。

 例えば、水田では、代かきや耕起により植生の遷移が抑えられ、植物に覆われない浅い水辺が存在することによりカエル類の産卵場所が保全されてきた。また、水路やため池では、定期的な泥上げにより腐敗した泥の堆積が抑えられ、タナゴ類の生息環境が保全されてきた。

- 中略 -

 このような自然は、原生自然とは異なり、農業生産活動を前提として成立している二次的自然であることから、その保全・形成には持続的な農業の営みが不可欠である。

 

その他、生物多様性の危機をもたらしている具体例・影響、環境配慮対策についても書かれていました。チェックとしては、第2章までは出題されていますが、その続きをチャックしておきます。

 

令和元年Ⅱ-2問題

●重要度区分AA種のため池

こういった区分があるということ自体を知りませんでした。

 

重要度区分AA種のため池の定義

堤体下流に主要道路や鉄道、住宅地等があり、施設周辺の人命・財産やライフラインへの影響が極めて大きい施設

②地域防災計画によって避難路に指定されている道路に隣接するなど、避難・救護活動への影響が極めて大きい施設

 

更新してしまってから気づいたんですが、書き残しの消し忘れってあるものなんですね。もう修正しましたが、今度からは気をつけます。

次回は問題Ⅰ対策で書きこんでいきます。